戸塚パルソ通信@メール 第73号
歳時記
2019年1月
煩悩を落として新しい年へ除夜の鐘
一年締めくくりの除夜の鐘。大晦日にお寺が鐘をつき、一年の罪や心の汚れを取り去るとされるこの行事が始まったのは、鎌倉時代だそうです。
もともとは中国で始まり、鎌倉時代に大勢の僧侶が日本に招かれたことで、この風習も取り入れられたとか。
最近では深夜に鐘をつかず、大晦日の夕方や昼間に鐘をつくお寺もあるそうです。
時計もない時代は、日が沈むのが1日の終わり=新しい日の始まりだったそうなので、大晦日の日没に間に合うように鐘をつくのが、ひょっとしたら正しいのかもしれません。
寒さ厳しい折、風邪などひかないよう気をつけて、一年の締めくくりをしっかり行いたいですね。
平成29−30年の大晦日
高松寺
海藏院
除夜の鐘は、各お寺の作法に従って、実施されます。あくまでもお参りであって、レクリエーションではないということを踏まえて、参加しましょう。
○主な梵鐘のあるお寺