戸塚パルソ通信@メール 第32号
地域レポート
2015年8月
「行ってきました」露天中止でどうなった?八坂神社のお札まき。
諸事情により、屋台・露天の出店が中止になってしまった、平成27年の八坂神社のお札まき。
果たしてどんな雰囲気だったのか。当日の様子をレポートします。
○平成27年7月14日
神事は16:00から。
心無しか、例年に比べて静かな気がする八坂神社。
神社の門前には、露店出店中止のいきさつが掲げられています。
境内に入ると、すでに多くの人達が、おまつりの開始を待っていました。
「ドローン禁止」!トレンドに敏感?
神社では神事が始まっています。
ふと見ると、物々しい機材が設置されています。どこのテレビ局だろう?
フジテレビのようですね。
舞岡中の生徒さんが作成したというお札まきの順路図。
いよいよお札まきの開始です。
先ほどのTVは、なんと生中継。
カンペってこうやって出すんですね。
最初のお札がまかれます!
気がつけば境内は、例年通りの大賑わい。
さあ、戸塚の街に繰り出します。
戸塚の仲通りの様子。例年に負けない活気!
ほのぼの商和会による「ほのぼの祭」。約30店舗。
商店会の各店が、自社の敷地で露天を出店しています。
舞い飛ぶお札。
お札を取ろうと人だかり。
警備に出たおまわりさんも揉みくちゃです。
夕暮れ迫る。
通行止めがありません。クルマが来るので交通整理。
最後の休憩地点は、戸塚パルソともご縁のある
「かばん屋・サトウトモヱ」さんの工房でもある、佐藤椅子店さん前
一足先に八坂神社に戻ろうとしていると、「わっしょい!」のかけ声が後ろから響いてきます。
走る!走る!疾走する女装の皆さん!
境内に駆け込んでゆきます。
舞台上から、この日最後のお札が盛大にまかれて、フィナーレ!
参拝者が境内を後にします。戸塚の街はどうなっているんだろう?
「ほのぼの祭」の屋台は20:00終了。居酒屋の灯りだけが残ります。
例年なら、まだまだ盛り上がる時間帯。早仕舞いという感じはぬぐえません。
「屋台・露天の出店中止」という前代未聞の状況を受けて開催された、平成27年の八坂神社のお札まき。
例年、戸塚駅前からびっしり並んでいた屋台・露天がなくなったことで、やはり街としての賑わいは薄れたといわざるを得ないでしょう。
「ほのぼの祭」が開催された仲通だけを見てみると、人出、活気は例年通りにも見えますが、日が傾くと、どうしても灯りが少ない、さびしい印象を持ってしまいます。屋台の総数が減ったためか、一つ一つの屋台が長蛇の列となっていたのも、気になりました。
反面、お札まきに参加している人々の熱気は少しも衰えるところが無く、お祭を盛り上げようとする意識は逆に高まったようにも見えました。
屋台・露天はお祭の華ですが、それだけがお祭の全てではありません。今後、お札まき全体の興隆のためにどんな形になってゆくのが望ましいのか。そういう視点での議論が必要ではないかと感じました。