戸塚パルソ通信@メール 創刊号
戸塚宿を行く
Vol.001-01
「戸塚」発祥の地 冨塚八幡宮
戸塚西口から国道一号線沿いを藤沢方面に向かって、約15分ほどの場所に鎮座している神社が、「戸塚」の地名の起こりといわれている冨塚(とみづか)八幡宮です。
○戸塚という名前の始まり
冨塚八幡宮の位置する冨塚八幡緑地は、相模国造、弟武彦二世の孫、富属彦命(トツギヒコノミコト)の古墳とされています。
戸塚の地は、縄文時代から人が住んだ形跡があり、弥生時代には集落が出来ていました。 富属彦命は、そんな古代の集落を率いた王様だったのかも知れません。 富属彦命の塚を「冨塚(とみつか・とつか・とづか)」と称したことから、やがてその鎮座する場所一体を「戸塚」と表記するようになったといわれます。
○冨塚八幡宮のごりやく色々
冨塚八幡宮のご利益は、まず勝負運、出世運。新しい年に勝負を掛けたい方にはありがたいお宮です。 また、冨の塚、という名前の通り、商売繁盛にもご利益があるとされています。境内には玉守稲荷があり、稲荷神社も豊年、商売繁盛の神様ですから、こちらも一緒にお参りしましょう。 学問の神様、冨塚天満宮も境内に鎮座しています。勝負運とあわせて、受験生はお参りしておきたいところです。
○狛犬に注目!
境内の見所として、狛犬を見落としてはいけません。
幕末の天才狛犬彫刻師、鶴見の吉六の手によるもので、戸塚地区の隠れた逸品です。 狛犬研究で有名な日本参道狛犬研究会(会長:三遊亭円丈)も調査に来て、その素晴らしさを取り上げたとか。 狛犬はオスメスの対ですが、メス狛犬には子狛犬がじゃれついていて、その無邪気な姿に癒される方多数。 そこから、子育てのご利益がある、ともいわれるようになっています。
新年には「近所のお宮として気軽にお参りください」と宮司さまがおっしゃいました。
次回に続く
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- 冨塚八幡宮
- 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町3827
- 電話 045-871-2908
- URL:http://tomiduka.net/