
戸塚パルソ通信@メール 第148号
戸塚宿を行く(歴史探訪)
vol071-02
戸塚の古道かまくら道(2)吉田道
戸塚区を走るかまくら道のうち、真ん中を突っ切る吉田道を辿ります。
■大橋
東海道から、大橋で分岐するのが、かまくら道のうち「吉田道」です。
歌川広重が描いた東海道五十三次戸塚宿と同じ構図からスタートします。
平成元年に設置された案内板。だいぶ褪色して、時の流れを感じさせます。
■柏尾川沿いに南下します。
見えてくるのが駒立橋。明治になってから、戸塚競馬場に馬を運ぶ目的で掛けられました。江戸時代までは無かった光景です。
■駒立橋
日立製作所。戸塚競馬場跡地に建っています。
ふれあい区民まつりの会場になっている東戸塚小。周辺のマンションラッシュで、少子化の時代とは思えない多くの児童が通います。
元吉倉橋。戸塚駅前にショートカットします。
道なみに進んで
戸塚東口の顔。アピタです。
横浜市水道局の戸塚水道事務所。
県道203号線が分岐します。現代では右側の道の方が主幹道ですが、吉田道は左側。江戸時代は、この辺りまで柏尾川の河原が広がっていて、それを避けるルートだったのでしょう。
吉田道を進むと、脇道に神社が見えます。
子之八幡社です。元は子神社(ねのじんじゃ)でしたが、大正時代に近在の八幡社と合併して、現在の名前になりました。
ここで再び県道に合流します。
さて、ここで一度地図を閉じます。
■実際のルートとは異なります。
というのも、この地点で合流する、もう一つの「吉田道」があるのです。
もう一つの吉田道は、お札まきの八坂神社前から東海道を分岐します。
ということで、八坂神社
中外製薬前を通って、柏尾川へ向かいます。
工事中の高島橋
柏尾川を渡ります。
現代では、川よりも難所の鉄道。
トンネルを潜ります。
そして、県道に合流
もう一つの吉田道
合流した吉田道。ここからさらに南下して、大船から鎌倉を目指します。
■次回、合流地点から栄区まで、神社仏閣道標など、非常に濃い区間になる吉田道を歩きます。