戸塚宿を行く(歴史探訪)

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戸塚パルソ通信@メール 第86号

戸塚宿を行く(歴史探訪)

vol.038-2

夢に終わった「ドリーム」ドリームランドと大船モノレール-2

※ドリームハイツは今も人とともに

●ドリームランドの今

俣野公園

令和2年。現在、ドリームランド跡地は、市民の憩いの公園、樹木葬とプレート墓地の霊園「メモリアルグリーン」、俣野公園野球場、横浜薬科大学などに再開発されています。

( ◀ ドリームランドと大船モノレール(1))

天気の良い日には、市民の歓声がこだまする公園。

開放的な雰囲気の霊園「メモリアルグリーン」

メモリアルグリーンと公園ゾーンを隔てる堀。
ドリームランド営業中に潜水艦のアトラクションがあった池を活用したもの。
わずかに残る、ドリームランドの痕跡です。

俣野公園野球場。ネーミングライツで横浜薬大スタジアムとなっています。

横浜薬科大学。かつてホテルとして営業していた建物が、大学図書館としてリノベーションされています。

ガードレールに囲まれた舟形の部分が、大船モノレールの橋脚跡。
一般人が目にすることができる、モノレール最後の痕跡です。

春日神社

俣野町の春日神社は、昭和39年8月に、奈良の春日大社から分祀されました。
横浜ドリームランドの開設にあたり、開発の神、殖産興業・安産の守護である春日大社を勧請し、奉斎されたもの、と由緒書きにあります。
新しい時代を切り開く「夢」の守護神として当地に舞い降りた春日の神は、「夢」潰えたのち、一人この場所にあり続けることになりました。
ドリームランドと大船モノレールの痕跡として、もっともしっかり残っているのが、この春日大社と言えるでしょう。

○春日神社