
戸塚パルソ通信@メール 第146号
戸塚宿を行く(歴史探訪)
vol070-02
巳年にお詣りするなら弁財天霊場(2)
令和7年(2025年)は巳年です。
■巳年と弁財天
戸塚の弁財天といえば、七福神めぐりの妙秀寺。
妙秀寺は、山号を身立山という、日蓮宗の寺。鎌倉の本覚寺の末寺。
新編相模国風土記稿は延文元年(1356)、寺院明細帳では延文六年(1361)に豊島修理大夫の母・妙宗禅尼が開基、日秀(日修・いずれも「にっしゅう」か)が開山と伝わる。
妙宗禅尼は、池上本門寺の主翁(総代の意味か)右衛門宗仲の妻という。
豊島修理大夫が何者なのかは明らかではないが、北条時行の落胤とする伝説がある。
本堂に安置されている弁財天像は、伝教大師最澄の作と言われている。
妙秀寺の弁財天
■かまくらみちの道標
妙秀寺の境内には「かまくらみち」の道標があります。
これは、歌川広重の東海道五十三次戸塚宿の浮世絵に書き込まれていた「かまくら道」の道標が移設されたものと言われています。
●妙秀寺
■旭弁財天
横浜銀行前/穴守稲荷の中に祀られているのが「旭弁財天」。
毘沙門天と大黒天と三位一体となった霊験あらたかな弁天様。駅からも近くて便利です。
●穴守稲荷(旭弁財天)
■戸塚近隣の弁財天
・妙秀寺(戸塚宿七福神めぐり)
・金蔵院(横浜磯子七福神)
・寶藏寺(瀬谷八福神)
・旗上弁財天・江島神社(鎌倉江ノ島七福神)
・瀬戸神社・琵琶島神社(金沢七福神)
・安養寺(鶴見七福神)
・菊名池弁財天(横浜(港北)七福神)
・宝蔵寺(川崎七福神)
・龍源院(相模七福神)