戸塚パルソ通信@メール 第39号
戸塚宿を行く
vol.015-01
古道を歩く柏尾通り大山道1
江戸時代に、江戸近郊の行楽地として栄えた大山。大山に向かう道は数本整備されたそうですが、そのうちの一つ「柏尾通り大山道」は、戸塚区の不動坂で東海道と分岐しました。今回は「戸塚区・泉区」の大山道を歩きます。
○不動坂交差点
大山道の入り口に、大山前不動堂があることから不動坂と言われるようになったとか。
不動坂の道標 写真右手に曲がる、国道一号線バイパス(戸塚道路・通称ワンマン道路)が現在では幹線ですが、、、、
○柏尾の大山道入口
本来はこちらが大山道の分岐点。旧東海道の反対側に、神奈川県指定の天然記念物「益田家のモチノキ」がそびえて、目印にもなっていますが、少し様子が変わった模様。
以前の「益田家のモチノキ」(2013年撮影)
他の木々も生え、ちょっとした森でした。
2016年2月・モチノキだけになってしまっています。ちょっと寂しいかも、、、
○大山道不動堂
大山道は西に向かっています。すぐに見えてくる赤い屋根が不動堂。そして横浜市の史跡でもある「柏尾の大山道道標」です。
○戸塚道路
大山道をさらに進むと戸塚道路にぶつかります。 下をくぐって歩行者用の階段を登り、、、 線路を越えます。 非常用でしょうか。線路を車が渡ることもできるようになっています。 戸塚道路の下にも、ちゃんと柏尾川を渡る橋(渡戸橋)が、架かっています。
○県道401号(瀬谷柏尾線)
阿久和川を越える富士橋。別名「猿橋」。
かつては甲斐の名橋猿橋の古材を使った橋が架けられていたといいます。
横浜新道をくぐり抜け
パチンコ屋さん。
スーパーなどなど
瀬谷柏尾線は道幅も狭く危ないので、ちょっと外れますが、阿久和川沿いの遊歩道を歩くのがオススメ。
○阿久和川遊歩道
豊かな自然を感じる阿久和川。
いったん県道に戻ったりして。五軒橋。元は「御剣」という地名だったとか。
鎌倉幕府執権の刀を作った名工がいたことから、そう呼ばれていたそうです。ここから先は泉区です。
泉区に入りました。岡津の丁字路の先に源吉兆庵が見えます。
○今回のルート:不動坂〜岡津
次回、かつて戸塚宿を治める代官所があった岡津周辺をめぐり、さらに西を目指します!