戸塚パルソ通信@メール 第46号
戸塚宿を行く
vol.018-01
自然と歴史に触れる街舞岡を行く1
今回は「舞岡ふるさと村」「舞岡公園」などがおなじみの、舞岡を歩きます。舞岡は、正安4年(西暦1302年)、村の空に、どこからともなく現れた白旗が舞ったことから名付けられたと言います。それ以前は舞岡地区は腰村(越村)と呼ばれていたとのこと。
ちなみに、その時舞った白旗は、はるか西方30キロまで飛んで行ったそうで、落ちた場所が「旗の(はたの)村」となり、現在の秦野になったというのですが、さて、どうでしょうか。
○横浜市営地下鉄ブルーライン「舞岡駅」から出発します。(2016年9月中旬撮影)
地上部がほとんど何もない舞岡駅。周囲の緑がくっきり見えます。
南北に長い舞岡町のほぼ中間地点。今回は南側、舞岡公園を目指します。
舞岡ふるさと村のショップが立ち並びます。 春にはイチゴ狩り。
天候不順にも負けず、みのる稲穂。いい光景ですね。
田んぼ沿いに流れる小川アメニティ。水音に癒されます。水車もあります。
舞岡町の地名の発祥である、白旗が舞った場所に石清水八幡宮を勧請したのが由来とされる、舞岡八幡宮。
戸塚の八つの八幡様2
草むらに古い石碑が立ちます。
舞岡の自然と歴史を知ることができる「舞岡ふるさと村虹の家」。
地産地消をテーマに様々なイベントが開催されています。
昔の農作業道具が展示されています。
舞岡地区に生息する動物たちの剥製を展示したジオラマも。
再び道に戻ります。 舞岡ふるさと村と住宅地の境に到達。写真左側には住宅が並び立ちます。
小川が歩道の下を通って、湧き水のように溢れ出す仕掛け。
分かれ道。自然が多いのは正面方向ですが、、、あえて左側、「原古御堂を経て舞岡公園へ」コースを辿ります。
一瞬ただの住宅街?になりますが、、、
また農地が現れます。観光農園ばかりではないので、不用意に立ち入ってはいけません。手作り看板。「薬師堂」入口です。
ブロックに囲まれた不動明王を越えると
苔むしたお地蔵様が並ぶ、雰囲気のある場所に到着。
どうやらお堂などの説明板を、近くの南舞岡小学校の児童が立ててくれたようです。
すっかり朽ちてしまっていますが、大事にされているのがわかります。
これが薬師堂。
かつて東光寺というお寺にあった薬師如来を安置するために作られたとされ、毎年10月12日に開帳されるとのこと。
薬師堂から道に戻ってみると「浜なし」の幟。梨の旬は過ぎつつあるな(9月中旬)、と思いきや、ちゃんと後ろに「柿注文受付中」の文字があります。自然の恵みは次から次へと途切れません。
というか、この像はナニモノでしょうか?
さっきの像を過ぎると急な傾斜の山道になります。
坂の途中に「女子中学生硬式野球クラブチーム オール京急」というバスと倉庫がありました。
登りきりました!
舞岡公園はすぐそこです。が、小谷戸の里へは約10分。
舞岡公園に到着です!
豊かな自然と大地の恵みを実感できる舞岡駅から舞岡公園への道のり。常に聞こえてくる小川のせせらぎが気持ちを癒してくれるルートでした。次回は舞岡公園の中に入ります!
○今回のルート:舞岡駅〜舞岡公園