戸塚パルソ通信@メール (第4号)
パルソファン図鑑
Vol.002-01
戸塚発「なんだこれ?」なボールペンアーティスト斉藤涼平 さん
リクルートが1990年に、若手クリエイターを支援する目的で運営を開始した、前衛的なギャラリー「ガーディアン・ガーデン」。
写真とグラフィックをメインに、日本のクリエイティブを支え続けて、四半世紀になろうかという歴史を誇ります。
特に、ガーディアン・ガーデンが主催する「ひとつぼ展」は、若手クリエイターの登竜門でした。「ひとつぼ展」とは、その名の通り、一坪(3.3㎡)の空間を、クリエイターが自在に表現するコンペティションです。このコンペでグランプリを獲得すると、ガーディアン・ガーデンで個展を開くことができました。
その「ひとつぼ展」が2009年に発展的解消され、1_WALL(ワンウォール)として新たな公募展に生まれ変わりました。
蜷川実花や鈴木心など多彩な才能を輩出したひとつぼ展〜1_WALL。
今回から登場いただく斉藤涼平さんは、1_WALLの第5回グラフィックグランプリ受賞者です。
◆戸塚から飛び出した異色の才能
戸塚区原宿に生まれた斎藤さんは、中学生の頃から、「友達を笑わせていた」というエンターティナーでした。
いったん大学を卒業した後、専門学校に通い、デザイナーとして求人情報誌で働き始めます。
クリエイティブといわれる職業ですが、実際はルーティン作業の部分も多いのが実態。
「こういうものを作れば、営業からOKが出るとわかってきました」
意外性のない日常の中、斉藤さんは新しい方向性を見いだすべくNSC(吉本興業が主催する芸能人・クリエイター養成学校)に通ったりもしました。
このままではすっと同じ日常が続いてしまう。
斉藤さんは、戸塚を離れ、東京に移り住むことを決心します。
夜間の仕事をしながら、制作する毎日。そんな中、たまたま友人に誘われて応募したのが1_WALLでした。
次回に続く
---information---
- 斉藤涼平ホームページ
- URL:http://saitoryohei.com