パルソファン図鑑

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戸塚パルソ通信@メール (第12号)

パルソファン図鑑

vol.004-03

東日本大震災復興支援に奔走する”一般社団法人希望の環のみなさん

○【希望の環・平田翔也さん】

大学の教授からの情報で、希望の環の活動に加わった平田翔也さん。
現在、大学4年生。就職活動は終わっています。
「(希望の環と関係の深い)生産者直売のれん会にお世話になることになりました。」
しかし、それは“ボランティアのコネで”などというものではありません。
「のれん会の社長からは、『他の会社を受けて、就活を全うして、外の世界を見て、それでもウチが良ければ、その時(採用を)考える』といわれました」
平田さんは、いまだに就職氷河期が続く中、いくつかの内定を確保。その上で改めて就職先にのれん会を選んだのです。

平田さん以外にも“希望の環”ボランティア経験者の内定率は非常に高いと言います。
伺うと、希望の環は単なるボランティアの枠を超えた、人材育成組織であることがわかりました。
「希望の環の活動は、がんばってボランティアして良かったね、では終わらないんです。必要な売上目標を達成できないと、被災地の役に立たない自己満足になってしまう。それでも『やらないよりはまし』なのですが、それでは、誰かに負担がかかってしまい、継続しにくい。支援は継続されなければいけないのです。継続するためには黒字でなければいけない。目標を決め、場所や販売方法、利益計算、商品計画など、目標達成のための販売計画を立案し、実行します。それら全ては学生の自主性にまかされていますが、これまでのところ黒字を確保して来ています。」

復興支援販売会を行う会場に目星をつけるのもボランティアの役目。さらに交渉し、確保までまかされているというのです。
販売計画を立てるスキルと、実務レベルの交渉経験があり、継続して黒字化を達成している実績を持つとなれば、どこの企業も、喉から手が出るほどに欲しい人材です。ここに“希望の環”ボランティアの内定率の高さの秘密があったのです。
「20歳になったら自立独立しろという家訓があって、今は都内に一人暮らしです。職人気質で滅多にほめてくれない父親に希望の環の成果を説明したら、一言、『よくやったな』とほめてくれました」
と、にこやかに、熱く語る平田さん。これからの活躍が期待されます。

他にも「絶対“希望の環”に参加したい」と、ボランティアに加わった3年生の村上寿樹さんは、大学の後輩たちへつなげてゆく仕組みをつくりたいと熱意を持って語ってくれました。
今年の神宮外苑花火大会に“希望の環”をブッキングしたのが飯山ちひろさん。
大きな成果を上げ、新聞にも取り上げられました。
「友人たちもとても協力してくれます」と笑顔を見せてくれます。

彼ら彼女らの精力的な活動に支えられる“希望の環”。今後の発展が期待されます。

◆一般社団法人希望の環

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