戸塚パルソ通信@メール 第98号
戸塚宿を行く(地域逍遥)
vol040-04
日本の黎明にその名を残す武相国境をゆく(4)
懐かしい雰囲気の里山。今回はほとんど「こんな感じ」です。
●北天院前の陸橋を越えて北西へ向かいます。
横浜新道をくぐると
一気に緑が深くなります。水源林とのこと。
坂を上り切ると、スポーツ施設が大集合。
ゴルフ練習場・サッカー場・テニスコートなど、別世界です。
西に曲がると、この道が、ゴルフ場の真ん中を突っ切っていることに気がつきます。
ここが大雨時に冠水してしまう箇所なんでしょう。想像すると少し怖いです。
ゴルフ場は、名門として知られる横浜カントリークラブです。
本来の武相国境はこのゴルフ場内を通っていましたが、ゴルフ場整備で跡形もない模様。
美しいゴルフコースになっています。
ゴルフ場の北端に沿って、北西へ進みます。
砂利道が続き
物々しい看板も現れました。
ほとんど獣道。かつての武相国境は、こんな道だったんでしょう。
階段を降りると
長閑な光景が広がり、民家も見えてほっとします。
上田(じょうた)神社。境内には湧き水もあるとのこと。散歩コースに指定されています。
旧家の門前にあったかつての地番標。歴史を引き継ぐ誇りを感じました。
『鎌倉道・大山道分れ道の表示」交通の要所であったことがわかります。
元々の分れ道の位置まで移動。古い道標がありました。「西 武相堺道」と見えます。
国境を示す「都塚」の道標。
国境の守護・あるいは道標としての塚が築かれていたのでしょう。さらに、安全を願った地蔵堂が建立されています。
歴史を感じるお地蔵様。
地蔵堂の裏に道の跡らしいものが感じられますが、気のせいでしょうか。本来の武相国境はこれ?
戻って西に向かうと、こども自然公園(大池公園)。歴史と環境を生かした、見所の多い公園です。
■次回は、泉区北辺〜瀬谷区に入ります。
・今回のルート(実際のものとは多少違います)